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3年目に負けた日 | 美容室 Snip(スニップ) | 美容室 Snip(スニップ) | 大阪、都島区、城東区、北区、中崎町、だいどう豊里、南巽、西区に10店舗を展開する美容室です。

2019年1月18日

3年目に負けた日

ある日のことです

毎年6月に行っていたスポーツ大会が

地震のために中止になり

2月に延期になっていました

大会の日が差し迫ってきて

今年の大会の運営を担当している

3年目の小仲さんから連絡があり

「今回は冬なのでお子さんを連れて参加するスタッフから

暖房をつけてほしいとの要望があり、施設に問い合わせると

1時間につきプラス12480円かかるので

エアコンをつけるとトータルで使用料75620円かかります

エアコンなしだと25700円です

どうすればいいのでしょうか?」と聞いてきました

僕はさてどうしたものかと考えましたが

ここはひとつ小仲さんに判断してもらおうと

「どっちでもいいですよ」とそっけなく返事をしました

するとしばらくして

「最初の1時間だけ入れて、途中暖かくなってきたら消してもらえるようなので

とりあえず1時間だけ入れてもらうことにしました」と

メールしてきてくれました

これがフロー経営、教えない経営の日常です

ここで僕が「寒いだろうからエアコンはつけておいてください」とか

「少々の寒さは防寒でしのいで、動いている間に暖かくなるから

エアコンはいりません」などと判断するのは

一般的にはよくある光景です

どう判断するかが問題ではなく

判断をゆだねることを選択して

考える機会を奪わないことを優先しています

おかげで僕の想像の120%以上の回答がきました

すばらしい回答がよかったのではなく

すばらしい回答を導き出したということを

小仲さんが経験したことがすばらしいのです

これが小仲さんにとっても価値あることだと思いますし

スニップにとっても小仲さんが成長してくれたという

すばらしい価値がそこにあります

次回からはこの問題があっても

僕のところには相談はないと思います

しかもこの件について3年目のグループでは

みんなで話し合ったようなので

経験値は一人ではありません

あっという間に価値は何倍にもなっています

スニップにはこうしたことが日常的にあります

普段の仕事の中に成長できる機会が

無限にあると思っています

みんな普段からよく考えることが習慣になっていますし

いろんな人と相談して決めることが習慣にもなっているので

なんでも安心して任せられるのです

すると自分が考えるよりすばらしいアイデアを聞けることが

あるのです

社会人3年目に社会人32年目が負けることがあっても

全然問題なしです

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