企業経営において数字が大切であることは前回書きました
それでは美容室経営において
どの数字をどう見ればいいのか?
具体的な話を書いていきます
まずは売上です
今までの美容室経営は売り上げと言えば技術売上と商品売上しかありませんでした
しかしこれからは様々な売上が出てくると思います
サブスクなどの年間使用料
ネット配信などの販売
シェアサロンでは場所使用料なども出てくるでしょう
売上が多種になるという事はいいことですが
管理をしっかりしないといけないということもあります
例えばサブスクなど年間使用料を先に頂くビジネスでは
売り上げが集中しますので売り上げと経費のバランスが分かりにくくなります
ネット配信なども売る上げがある月とない月などがあって
項目を分けて管理する必要があります
次に仕入れです
美容室の仕入れは美容商材が主ですが
最近では商品販売が多くなってきているために
業務用仕入れと販売用仕入れを分けて考えた方がいいでしょう
商品販売比率の多い美容室と少ない美容室では
仕入れ原価率が変わってくるからです
業務用原価率は現場の努力にって下げる事が出来ます
無駄のない使い方や仕入れ方で全然変わってきます
販売原価率は仕入れ先との交渉ですが一定の率以上は望めないでしょう
プライベートブランドなどのPB商品で原価率を下げる事も可能ですが
ここにも慎重に考えなければいけません
一個当たりの原価が安くなったと思っても
PBの場合は売り切らなければいけません
今は少ロットで作ってくれるところもありますのでPBを作るところは増えています
仕入れ先との交渉ですがあまり無理を言って値切るのはお勧めしません
仕入れ先とも良好な信頼関係を築く事も大切です
他人の利益を奪って自分の利益にするのではなく
経営努力をしてコストを下げるのが本筋です
ここまでが売り上げと原価についてです
次回は販売管理費(販管費)について書いてみます